調布から飛び立つ新島行きのセスナは、耳元にエンジンがあるかのように、バリバリとうるさかった。この6年前の夏、ハタチの私は、この島でサーフィンをしながらアルバイトをしていた。懐かしい再訪だったけど、これが最後の新島だった。その6年間でサーフィンは仕事となり、好きだったサーフィンに苦しむ事も多くなった。乗り越えるには「波に乗る」というエクスタシー以外に解決法はなかった。1986/5 当時のチームライダー  デヴィッド/ポール・バー