レイフ・ギャレット 1961~
70年代、日本でも米国アイドル歌手としてブレイクしたギャレット。実は彼も当時のカリフォルニアボーイの当然とも言える流れで、サーフ、スケートを嗜んでいた。芸能一家に育った彼はTVドラマの子役からブレイクし、1978のドラマ/映画”Skateboard”でトニー・アルヴァや、多くのゼファーメンバーに囲まれ、代役なしで主演を務めた。
 しかし、14歳で覚えたドラッグがよりドーピカルな方向に進み、最終的にコークとスマック(ヘロイン)にはまり、これまでの人生の中で幾度も逮捕ゴシップで紙面を賑わせてしまった。
最初は17歳の頃、親友を乗せてヘロインを摂取後、飲酒運転でコークを買いに行く途中に転落事故を起こし、その親友に麻痺を残すことになり、裁判沙汰となった。しかしそれは15年後、その親友が事故の時にギャレットの救命行動が結果的に彼の命を救ったということを告げられ、その後は親友に戻ったということだった。
 ギャレットはさらにドラッグでの逮捕沙汰が続き、それは1999/2004/2006/最後は2010までのロングランだった。それでももし、サーフ/スケート、どちらかを続けていれば、まだヒーローとして語りつがれていただろう。まだ59歳、同世代として応援したい。これからに期待だ。