歴史をひもとく/SURFER Magazine Ap/1973

 テリー・マーティンはサンクレメンテのローカルサーファーで、サーフボードのシェイプを行っています。 1952年以来、彼は約 31,000本の板を作ってきました。それだけでは十分ではないらしく、彼は世界最大で最長のボード (1966 年) も作りました。
 
 それは、自分と 4-5人の友人が同時に乗れるように設計された 16 フィート 1 インチ x 31 1⁄2 インチの巨大な板でした。フィル・エドワーズは一人でその板をコントロールできる唯一のサーファーでした。

 それから、テリーはホビー社で働いていたとき、ある週末に突然ボートを造ることにしました。案の定、金曜日に作り始め、土曜日にモーターを購入し、日曜日にはそのボートで釣りをしました。自分の頭の中に閃いたアイデアをすぐに形にしたい、そういう人でした。

テリーは、多くのクリエイティブなシェイパーと同様に、サーフボードを作るための他の素材について考えてきました。
 しかし、他の人たちとは異なり、彼は先に進んでそれを試しました。レッドウッドで作られた現代的なボードを見たことがあるでしょうか?テリーのものは 8’6″ です。

バイオリンのストラディバリウスのように削り出しで成形されたブランクの重さは 17ポンド(約7キロ)でした。成形されていないブランクの重さは 125 ポンド(約57キロ)でした。 

 今、彼は本当にユニークなアイデアに取り組んでいます。背の高いサボテンのような植物があります。カリフォルニアではセンチュリープラントまたはユッカと呼ばれています。
 
乾燥すると、その木は非常に軽くて硬いです。野生では、この植物は州法によって保護されていますが、テリーは私有地でいくつかを見つけて収穫しました。彼は現在、削り出しの途中です
 これらの厄介なブランクスから羽のように軽く、雪のように白いサーフボードを作り出すのです。

 なぜ?単純に彼は思考が現実になるのを見るのが大好きな職人だからです。シェイパーの本質です。
 

 サーフボードのすべてがプラスチックで作られている時代に、サーフボードを形作る魂を持った人間がまだ少数いるということを知ってうれしいです。


最後の一文がすでに52年前にも言われていたんですね。

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