“The Surfer’s Journal”

 写真や文章が好きなサーファーにはこの本以外に選択肢は無いと思う。私の書棚には様々のサーフィン誌が保管してある。70年代から80年代中期のものが多いが、しかし改めて見てみるとサーフィン量産期の80年代後半から2000年頃までのマガジンは、ほとんど捨ててしまい、数えるほどしか無い。 そしてそれ以降2020年までのものはほぼ無い。また、同じ期間のUS.Surfer誌やSurfing誌は数多く残っている。なぜならばやはりタレントと写真のコラボレイションの素晴らしさが捨てる気を起こさせないからだ。 

 やがて、動画中心のメディアに移行してはいるものの、このところその動画にすら飽きてしまった。そんな時にこの溜め込んだ本を開いてみると、改めて写真の素晴らしさがわかる。やはり本を掌にとって開いて見るという行為は、スマホの中の動くサーフィンとはまた違った味わいがあるのだろう。