「あの頃」
California / circa1922 / foto unknown
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大正11年。今から94年前のアメリカ西海岸。
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一枚の板切れは進化し、今では空を飛ぶようになった。
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それと同時に、サーフィンに対する考え方も変わった。
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この時点では存在しなかったサーフィン産業も、今では肥大化した。
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そしてショービジネスが主導となり、更に新しい時代を迎えつつある。
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今、私が20才だったら、それはそれで選択肢の多い、多様化したサーフィンを楽しんでいるだろう。
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でも、自分にとっての「あの頃」のサーフィンは、どの時代よりも輝いていた。
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そしてその「あの頃」は、人によって違えど、長い年月を波の上で過ごして来たサーファーという民族には、人それぞれのときめくような「あの頃」の思い出があると思うのです。
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そして気がつくと、常に心のどこかに、サーフィンが居るのです。

posted: 2016/oct/22